夏に向かって。


私は岐阜県で
1960(昭和35)年に生まれました。3年前に亡くなった母親に何度も、第二次世界大戦時の岐阜での大空襲の際、雨のように降ってくる焼夷弾と炎の中を母の弟を背中でおぶって逃げ回った話を聞かされました。たくさんの人が死んでいったと。その後さまざまな戦争のドキュメンタリー番組等をTVや映画で見るたびに2度と繰り返してはいけない行為であると自覚しました。暴力で問題が解決することなどないからです。罪のない人々がいくらでも巻き込まれて死んでいきます。

  

私たちは、どれだけたくさんの犠牲があって今の平和があるかということを忘れてしまう時があります。平和を維持するためには、私たちも不断の努力が必要です。

 

小学校六年生の時に死んでしまった父親が最後に連れて行ってくれたのが東山動物園でした。戦争があっても奇跡的に生き残ったゾウの話には特別なご縁を感じます。

 

今年も、多くの方々の思いと力を頂いて、みんなで一緒に舞台を創れることになりました。東海三県の子どもたち中心に、福祉施設あいち清光会の皆さん、岐阜清流高等特別支援学校の皆さん、プロのダンサー大前光市さん、マリンバ奏者沙音里さん、作曲家の熊沢辰巳先生、数々のご支援をいただきます。ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

 

「幸せの青空が広がりますように」

 

 

                                            Mr.Takashima